武器

ヴァジュラ Edit

金剛杵 (こんごうしょ)、梵名 ヴァジュラ・ヴァジラ (वज्र vajra)は、密教やチベット仏教における法具である。

仏の教えが煩悩を滅ぼして菩提心(悟りを求める心)を表す様を、インド神話上の武器に譬えて法具としたものである。

形状 Edit

基本的な形は棒状で、中央に柄があり、その上下に槍状の刃が付いている。刃の数や形によっていくつかのバリエーションがあり、それぞれ固有の名称をもつ。また柄に鬼の顔の飾りがついたものがあり、これを鬼面金剛杵と呼ぶ。

神話 Edit

インド神話では、ヴァジュラはインドラ(帝釈天)の武器である。「金剛杵」の漢名どおり、金剛(非常に硬い金属、もしくはダイヤモンド)でできており、雷を操る。

金剛杵を執る主な諸天 Edit

  • 帝釈天(インドラ)
  • 執金剛神(ヴァジュラパーニ)
  • 金剛力士(ヴァジュラダラ、仁王)
  • 伐折羅大将(ヴァジュラ、十二神将の一)

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Last-modified: 2009-04-25 (土) 23:24:08 (5487d)